令和5(2023)年6月14日、岡口基一判事に対する弾劾裁判の第7回期日が行われました。
1 この日行われた手続は、以下のとおりです。
・弁論の更新
・訴追委員会による請求証拠のうち、採用が留保されていたものの一部についての証拠採用
・採用された証拠の要旨の告知
2 証拠の要旨の告知に用いたスクリーンは、第2回期日同様、傍聴席からは全く確認できない形になっていました。弁護人は、このような形での要旨の告知では、公開法廷で証拠の内容が明らかにされたとはいえないことから、証拠の全文朗読を求めました。これに対し、裁判員の合議がなされましたが、弁護人の要求は容れられず、要旨の告知の方法による証拠調べが行われました。
3 弾劾裁判員1名の欠席について
山本有二裁判員(自民・衆)が欠席し、13人の裁判員で開かれました。衆参の裁判員5人ずつという定足数は超えていたため、予備員による補充されませんでした。山本有二裁判員の欠席は三回目です。
4 次回期日は、令和5(2023)年7月26日(水)午後2時と指定されました。弁護人側の冒頭陳述を行う予定です。